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71年、『サンタナⅢ』のレコーディングに入る直前、もう一人のギタリストとしてニール・ショーン(当時17才)が参加する。ギタリストがリーダーをつとめるグループに新たにギタリストが加わる例は珍しいが、メンバー個々の演奏よりも「グループとしての表現」を重視するサンタナにとっては、それほど不自然な展開ではなかったのだろう。サンタナは、グループをツイン・ギター編成にしたことを知ったときのマイルスの反応を鮮烈に記憶している。
マイルスが私に向かって言った。「おい、カルロス、お前に”白いギタリスト”なんかいらない。お前だけで十分なんだ」。私は「マイルス、あなたにはもう1人のトランペッターは必要ないでしょうが、私にはもう1人のギタリストが必要なんですよ」と答えた。
— マイルス・デイヴィス 『アガルタ』『パンゲア』の真実 中山康樹