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甲子園球場の巨人ファンはどこに行ってしまったのだ

甲子園球場の巨人ファンはどこに行ってしまったのだ。以前は半分ぐらいは巨人ファンだったではないか。そしてバックスクリーンの周辺でよく諍いがおこっていたではないか。巨人戦では三塁側の切符から先に売り切れていたではないか。これこそなにか大いなる世論操作の結果なのではないか・・・

まあ確かに神宮球場や横浜球場の阪神ファンの多さを考えると、野球観戦人口が増加しない中、阪神ファンが全国的に増えたため相対的に他の球団のファンが減ることになり甲子園の巨人ファンがいなくなってしまった、と言えないこともないかもしれないがきっと違う。なぜ阪神ファンばかりなのか

甲子園球場はプロ野球観戦の場ではなく阪神タイガース祭りの会場に変わったのだろう。みなユニフォーム的な服を着て、メガホンを持ち、風船を飛ばし、歌い続ける。お祭り会場で野球を見たくはない人と他球団のファンは足が遠のく。でも巨人ファンが居ない理由はこれだけではない

かつては全国的に野球好きで巨人ファンというのが居心地がよかったのだろう。それは巨人に関する情報は普通にテレビ新聞雑誌から得られるが他の球団やスポーツについては殆ど無いという中では巨人ファンであるということが多くの人にとって社交的にも役立つ「楽」な選択肢だったはずだ。

ある時期から大阪の放送局は「あなた当然阪神ファンでしょ、私は大の阪神ファンです」的なことを言い始めたのだ。合理的に阪神の情報だけをつたえるようになり、かつて全国的に巨人ファンでいることが「楽」であったように、関西においては阪神ファンでいることが「楽」になったのだろう。

阪神は弱いから人気があるのだ、強くなったら人気はなくなってしまうぞ、的な仮説は全く通用しなくなったのであるが、巨人ファンのいない甲子園の駅のホームで誰に向かって、かったーかったーまたかったー よーわいきょーじんにまたかったーとうたえばいいのだろう・・・