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浅田● いまおっしゃったことを多少ずらすと、結局、今年の最後のAnyコンファレンスでもスティーブン・ホールを呼び、ヘルツォーク&ド・ムーロンを呼び、あるいは去年のAnyコンファレンスでもドミニクペローを呼んだ。彼らは、突出した建築デザインをできるだけ消していき、寡黙な職人のふりをしつつ、理論なんかどうでもいい、結局はできるだけ居心地のいい空間をつくることが大切だ、と言ってみせる。そいうい一種の「素朴派」が、結果として前面に出てきちゃったような気もするんですね。「人間には光と水と空気が必要だ」とかなんとか。日本でも安藤忠雄なんかはそればっかりでしょう。もちろんそういうものが出てくる必然性はあったと思うけれど、これで終わっていいのか、と。
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Any:建築と哲学をめぐるセッション 1991ー2008
磯崎新+浅田彰 編